生活文化研究所とは

生活文化研究所は、日本経済が欧米に追いつき追い越す現実感がでてきた1979年、現・板東慧代表理事を中心として研究者、建築家、料理研究家、ファッション研究家などが意見交換をすすめて関西で発足しました。

「生活文化」という言葉は、戦後一時期使われて消えていたコンセプトを板東慧代表理事がクローズアップさせたもので、「伝統を未来に」という生活の仕方を意味し、「レトロ」、「温故知新」とも共通するコンセプトです。

当研究所は、新しいスタイルの研究の場としてサロン活動を軸とした人々とつながりを重視しています。

■ 創立総会挨拶(初代代表理事 多田道太郎京都大学名誉教授)

 ” 生活文化”と申しますと非常に漠然とした言葉ですが、文化というのは要するに生活の質にかかわっているというのが、このごろようやくわかってきたようです。それではどういう質を求めたらいいのかということがこれからの課題でして、いまだによくわからないところがあります。

今まではどちらか安い方を選ぶ、つまり経済性ですね。それから健康に害のないものを選ぶ。このへんまでは来ていたわけですけれども、健康に害がなくて安けりゃなんでもいいのか。どういうものを基準にして選んでいけばいいのか、今はそういう問題にぶつかってきているという感じがします。

研究会のスタイルそのものが、生活の質を表わすような、余り四角四面で皆がくたびれるような研究会スタイルでなく、サロン-と言えば日本では非常に評判が悪いですが、要するに人と人とのゆったりとしたつながりが、そこで確認できるようなものであってほしい。(1979.5.7)

生活文化研究所とは

アーカイブ